2015-07-03

泰緬鉄道

本日はバンコクから西へ120キロ、カンチャナブリーの町に来ています。
大戦中に日本軍がタイとミャンマーを結ぶために敷設した鉄道に乗るためです。

朝7時に誰も起きていないドミトリーを抜け出して徒歩でトンブリーの駅へ。
40分かけて行って切符を買おうとしたら、「列車は運行してない」と言われました。
駅員が指さす先には英語の張り紙が。
こんなの気づかなかった。
理由までは読まなかったけど、トンブリーから途中までは列車が走っていて、本線から支線に入るとこから運行していない様子。
で、またカンチャナブリーの町から終点のナムトックまでは運転している。
完全にこれ、外国人観光客向けに路線を限って営業しています。
仕方がないのでモトサイでロットゥーのステーションへ移動。
出発した宿のすぐ近くにこれがあって、なんだったんだ40分。
カンチャナブリーまで2時間ジャスト、100バーツでした。

さて、肝心の旧泰緬鉄道ですが。
これが良かった・・・
何両かのうち一両は木製の椅子で、雰囲気は旧国鉄時代の鈍行旅行。
カンチャナブリーを出れば風景は畑と山とクワイ川だけ。
片道二時間半の旅でした。










いつか、この路線が復活してミャンマーのヤンゴンまで国際列車が走るかもしれないとの話しも聞きますが、いまの老朽線路で貨物輸送は無理でしょう。
いまのまま鄙びた沿線風景を走るローカル線でいてほしいです。

さて、ここんとこずっとタイのお寺でもLEDを気にしています。
(しつこい男だね、嫌われるよっ!!)
華人の祠廟も覗いています。
ありませんねぇ。
カンチャナブリーはミャンマー国境に比較的近いのですが、やはり仏様や神様は蛍光灯で照明されていることはあっても、自らの光をLEDやなんかで表現したりしていません。
やっぱあれってミャンマーの独自文化だったんですね(笑)
なんか嬉しいです(笑)

そういえばタイに来て困ること。
タイは身なりもラフな姿でたいていのところへ行け、コンビニが発達していて日本で買えるものはなんでも手に入り、交通機関も便利です。
でも旅行していて困ることがひとつ。
それは英語表記が極端に少ないことです。
バスの行き先表示や店の看板、地図の表記など、多くのものがタイの国字表記だけなのです。
ミャンマーはわりと英語併記が多かったです。
イギリスの植民地だったからかな?
シンガポールは経済大国だし、なにより華人の国なんで町に繁躰漢字が溢れていました。
マレーシアは他民族国家なんで、なんでもとりあえずは皆が読める英語です。
タイはというと独立を守り通してきた自負からか、英語なんてハナもひっかけません。
おかげでどこへ行くのにも、字が読めないから人に訊いて尋ねて確認して。
下手するとホテルの看板すらタイ文字オンリーで、宿が見つからずに路地をウロウロしたりして、しかも地元で通るホテル名の他に外国人向けの洋風ホテル名を持っていたりすることも。
で、Agodaで予約してるんですが、そのAgodaの地図が間違っていることも、ままあったりして。
意外とそういう小さな不都合が気疲れの種になりますね。

明日はカンチャナブリーを離れてバンコクへ舞い戻ります。
今回はトンブリーではなく、もすこし都心のルンピニー近辺に宿を取りました。
そういえば昨夜泊まったドミトリーですが、Agodaで調べたらバンコクで登録されている1700件ほどのホテルのうち、下から三番目に安い宿でした。
550円くらいだったと記憶していますが、それはAgodaの手数料込みの値段で、ホテル自体の金額表示は445円だったかな。
それより安いのがあるとは・・・
最安値はチャイナタウンの外れの外れの大外れにある、一泊350円くらいのとこですが、もう若くないから無理な冒険はやめにしておきます。
一人旅なのに、変なとこに泊まって体調崩すの怖いもん。

日本帰国まで、あと51日!!

0 件のコメント:

コメントを投稿