プノンペンにて3敗目

ども、ご無沙汰しています。
諸般の事情により消息を絶って三日目。
ネット上にようやく復帰を果たせました。

バッタンバンに一泊した後、昨日午後にプノンペン入りしました。
バッタンバンでは宿泊先のWifi事情が安定せず、更新を諦めました。
とりあえずバッタンバンのレポートは後ほど別記で。

バッタンバンの朝7時

バスの途中休憩、エンジン扉開いたまま走ります 

休憩所の売店

で、首都プノンペンです。
いや、思ってたよりもでかい町ですね。
地図がないとゲストハウスの位置がわかんないよ～、とNexus7の画面でMapsMeを見ながら歩いていたら、あっさりとヤられちゃいました。
斜め後ろからすり抜けざまのバイクに。
あっと思った瞬間にはもう遅く、網膜に残ったのは後ろに座ったガキの「盗ったど〜！！」という会心の笑みだけ。
いざとなるとバイクのナンバーを控えるとか、写真を撮るとか、咄嗟にはできないもんです。
ナンバーに目を凝らした時には、すでに私の視力の向こうを走っておりました。
人通りもそれなりにあったし、後ろもちゃんと気にしていたのに・・・
なによりタブレットは手でぶらぶら持つじゃなくて、胸元にホールドしてたんですけどね。
う～ん・・・
バイクの引ったくり対策には、進行方向反対の歩道を歩くのと、ときどき立ち止まってしばらく後ろをやりすごすことを繰り返すしかないんでしょうか？
でも、歩道を歩けないとこは多いし、必ずしも反対車線側を歩けるとは限らないし、なにより立ち止まるとトゥクトゥクやバイクタクシーが寄ってくる（笑）
困ったもんだ。

魔都プノンペン（笑）

オルセーマーケット付近 

キャピトル・ゲストハウス前

バッタンバンからのバスを降りて、宿までの2キロちょっとをバックパックを背負ったまま歩いたのが敗因ともいえます。
1ドルやそこらのトゥクトゥク代をけちって、1万2千円の中古Nexusを無くす。
とはいえ道はやっぱり歩いてみたいというジレンマ。
それでもバックパックを背負ってるときは、安全第一で乗り物なのか？
すくなくともプノンペンを出る時は、交通の起点まで乗り物で行こうかと思ってます。

さて、そんなわけで昨夜はネットが出来ませんでした。
宿の受付にフリーのPCがあるにはあるんですが、調子が悪くてネットに接続できず。
ちなみに宿のカウンターにいる若い男は、私がタブレットを引ったくられたというと「それはお気の毒に、いつごろですか？」
そんな質問に意味あんのか、と思いつつ「15分くらい前に、すぐそこの角で」
「それはお気の毒です・・・」
やっぱ、この会話って意味ないじゃん！！
そんでもってドミトリーを案内されて注意事項を聞き、最後に彼の言ったことは「Wifiパスワードはこちらになります」。
思わず「それが俺になんの意味があるの？」と反問したら、驚いた顔で「あぁ、そうでした、すみません、すみません」と恐縮されてしまいました。
そうなると「冗談だから気にするな」と笑ってあげるしかない。
けっこう面白かったし。

ホント、こういうことがあっても笑うしかありません。
最近の円安でパワーダウンしてるとはいえ、貧乏フリーターとはいえ、金満日本を舐めるなよ。
という訳でその夜に近所の中古ショップでGaraxyを80ドルで購入。
夜中にセットアップして、念のために前のNexusのアカウント紐付けを殺し、必要なアプリを入れて、どうにかこうにか。
しかし一夜明けた今日の昼では、なぜか宿のWifiに繋がらない・・・

なんでここまでネット環境を維持しようとするのかというと、実はミャンマーでの財布紛失がここまで尾を引いています。
あれでカードを現地で使えなくなってしまったおかげで、手持ちの現金が全てとなりました。
これが無くなったら現金補充の術はありません（笑）
で、現金をできるだけ温存しつつ、ネットのブッキングサイトから宿の予約と支払いをしているのです。
ネット決済のみなら、新しく実家に届いたカードの番号だけを母親からメールしてもらって、それで可能。
基本的に宿代がいちばんお金がかかるからね。
現在の残り日数を考えると残金のみでの生還も可能ですが、やはりそれは最後の命綱。
Agodaの手数料分だけ高くなっても、端末に現金80ドルが掛かっても、まだしばらくは宿の予約と支払いをネットに依存したい。
そんな縛りが今回の旅行にはあるのです。
まったく情けない・・・

いずれにせよ、もうここまで来て後戻りもできないし、立ち止まることもできませんから。
会社がコケたら次を探す、嫁が二度裏切ったら斬って捨てる、カードを失ったら代替え案を考える、荷物を盗られたら代わりを手に入れる。
打つ手がある間は、それは出来ることなのではなく、やるべきこと。

トンレサップ川のリバーサイド  

振り返ると画面左角がかつての外国人記者クラブ

今朝、昨日ひったくりにあった場所でバイクタクシーを拾ってベトナム大使館へビザの申請に行きました。
引ったくられたときに、遠目でそれを見てたかもというドライバーのオッサンの背中越しに左右に流れていく町並みを眺めていると、不思議とこの一件はもういいやという気持ちになりました。
明日の午前中にビザを受け取って、ベトナム入りの算段に入ります。
とりあえず今旅行三敗目を喫した私の近況報告でした。

日本帰国まで、あと39日！！