エアコンのないドミトリーで、扇風機も要らずにぐっすり過ごせました。
そのくらい涼しい・・・というか寒い。
ブランケットの代わりに中綿の入った薄手の掛布団ですよ、ここは。
今日は市内中心部をグルグルと廻って、昼前後に郊外南にあるバオダイ帝の離宮を見てきました。
日本にも縁の深い、阮朝最後の皇帝です。
意外と質素というかセンスの良い建築でしたが、庭の手入れは草茫々で最低です。
市街地の緑地帯なんか、よく整備されているのに。
ベトナム共産党政権は、こういう施設に冷淡なのかも。
さて日中のダラットを歩いて気づいたこと。
景色がガラッと日本に近づいている・・・
山の斜面に林立する家々の景色はともかく、植栽が私たちのベトナムイメージから大きくかけ離れています。
まずヤシもバナナもありません。
でもってあるのは山に松林、生け垣にカイヅカイブキ、花壇にツツジとアジサイ、日本と同じ花が咲くかどうかはわかりませんが桜の木も散見されます。
ツツジとアジサイ |
松とカイヅカイブキ |
湖あります |
ホーチミンなどから来る人たちは、このベトナムらしくなさに興奮とか旅に出た開放感を覚えるんでしょうね。
東北の人が伊豆とか南紀白浜とかに行って、南国気分に浸るような。
でも、これって逆に日本人にとってはどーかなー?
松林、カイヅカイブキ、ツツジ、アジサイ・・・
街自体もそれほど見るべきところはありません。
ぐるっと回って(15キロ)雰囲気を味わったら、もういいかな?
ここ、同じベトナム人が来るべき観光地ですね。
しかも恋人同士とか家族でとか。
独り者の日本人が来ても、さほど楽しくない。
涼しいのはいいけれど、陽が暮れると寒いです。
離宮の土産物店なんか、8割は服屋でした。
土産物に服って、それだけ平地からの観光客が寒いから長袖買うという需要がある証左。
この季節にダウンジャケット着ている人が珍しくないですから。
う~ん、ブンタウで海を眺めながら汗だくでビール飲んでた方が良かったな。
トレッキングとか好きな人にはいいかもしれませんけど。
午後、風呂桶をひっくり返したようなスコールに見舞われて、二時間の足止めの上、雨もやまずにずぶ濡れで宿へ帰還。
そろそろ飯を食ってきます。
日本帰国まで、あと21日!!
a
0 件のコメント:
コメントを投稿