その間のことをば少し。
翌7/18(土)は、メコンの後河を60キロほど下ったロンスェンに移動しました。
チャウドックの宿で、バスターミナルはどのくらい遠いのかと訊いたところ、ターミナルまでセーオム(バイタク)で行くとお金がかかって、かえって街の中心部にある長距離バス会社を使った方が安い、と教えられました。
徒歩で市場の南西にある広場へ出向き、大型バスが止まっているところへ向かうと、そこは Houng Cuong のオフィス。
ここでロンスェン行きのチケットを3万5千ドン(200円くらい?)で購入。
しかも寝台バスです。
これはあとで知ったのですが、そのバスはおそらくはホーチミンあたりへ向かう長距離バスで、それを私は途中下車したことになります。
10:30チャウドック発、12:00ロンスェン着。
ロンスェンの降車場は、後河を渡るフェリー乗り場の手前にあるHoung Cuong のオフィス前。
そのあたりに宿が何軒かあったので、斜めお向かいのホテルでいちばん安い部屋(8万ドン=約4ドル)をゲット。
エアコンもホットシャワーもないよ、と言われてオーケーしたのですが、まさかカーテンを開けたら窓がレンガで塞がってるとは思わなかった(笑)
まぁ、扇風機だけでなんとかなりました。
ベトナムの田舎のホテルは、多くがカラオケ屋を兼ねています。
旅行者の宿泊施設としての顔のほかに、庶民の娯楽施設としての性格もあるようですが、日本のカラオケボックスよりも敷居は高いようで、どこの店からも歌声がビンビン響いてくるというような感じはありません。
どっこい、私の泊まったホテルは運悪くお客の入っている日で、しかも最悪なことにジャイアン級の喉の持ち主がお客様。
21時くらいまでは悶絶しました。
余談ながら、このホテルはたまたま工事が入っていて、朝の7時から鉄筋を切り、コンクリを砕く音に飛び起きる羽目に・・・
その後、あちこちの建築現場で気を付けて見てるんですけど、ベトナムの工事現場って、朝の7時から始まるようです。
昼休みが長いからか、ぜんたいに朝型ですね。
街は埃っぽいチャウドックよりも大きくて小綺麗です。
1時間半も歩いたら、中心部はほとんど歩き尽くしてしまいます。
あんまり何度も同じ道を歩くと目立つので、できるだけほどほどに。
ところで街角のオープンカフェで冷コーヒーを飲みました。
意外なことにベトナムはコーヒー生産の本場。
生産量でブラジルを抜いて世界一になったとか。
個人的な好みでは、味がいまいち雑な気がしますけど。
とまれ通りに渦巻くバイクの群を眺めるともなく眺めておりますと、宝くじ売りが次から次へと現れます。
ベトナムでは貧困者対策の一環として、宝くじ売りがされているみたいです。
これが凄まじい。
3~5分にひとりはやってきて、どうかお買い上げをと迫ります。
一枚1万ドンだから60円くらいですが、通りに立って見渡すと片手の指くらいは宝くじ売りが店から店を渡り歩いているのが見えます。
この人数は相手に出来ない・・・
周囲を見ていると、地元の人もそう簡単には買わない。
しかしながら世の中はよくしたもので、身体障害者なんかが来ると皆さん気安く買うんです。
その辺の「貧困」の見極めが地元感覚であるんでしょうね。
以上、とりとめもなくご報告でした。
翌日はメコンデルタ最大の街、カントーへ。
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