2015-07-16

地味にもう一敗

そういえば地味にもう一敗しています。
数日前に所持金を再計算していたら、札の中に角の少し欠けたドル札を発見。
しかも20ドル札。
こんなの掴まされてたの気づかなかった・・・
たぶん、シェムリアプでタイバーツを両替したとき。
不注意でした。
それから行く先々で使用を試みますが、その都度に突き返されて。
なんだよっ、端が5ミリほど欠けてるだけじゃんて思いますけど、広い世の中で汚れたり欠けたりした通貨が通用するのは、日本ぐらいらしいです。
でも、20ドルって大金だし、紙屑として諦めきれない。
そんな訳で宿のカウンターで相談してみたところ、「両替屋」で換金してくれますよ、との話。
なんかネットで検索すると、みんな泣き寝入りで旅行の苦い思い出としてお持ち帰りしているようですが。
やっぱネット情報も大切だけど、実地で聞いてみないと判りませんね。
反省・・・
念のために近所の銀行に当たってみたところ、「当行ではお取り扱いできませんが、街中の両替ショップであれば」とのこと。
で、民間の両替店を求めてローカル住民の多いオールドマーケット付近まで出張りました。
そこで何件かある店から、カンで良さそうなところを選んでアタック。
ちなみに、私のこのカンは当てになりませんが、いちおうはちゃんとした店舗を構えたところ、先にお客が入っていて商売がまともそう、まっとうな表情で働いている主人と女の子・・・といった雰囲気だけ。
前回のシェムリアプでは、狭い店舗にカウンターだけ、女の子がひとりで店番のところで失敗してますから。
ま、今回はハズレを引いても換金レートが悪くなるだけでしょうが。
さっそく店内に入って欠け札を見せながら交換が可能か尋ねると、女の子は欠けの部分を確かめなつつ、18ドル分でのリエル両替でよければと申します。
えぇぇ~、リエルぅぅぅぅ!?
もうすぐ出国するのに現地通貨で18ドルも使えない(笑)
だったらベトナムで同じようにドンで両替した方がマシでしょう。
しかしながらリエルとはいえ紙屑が通貨になるんだし、ベトナムの市中にある両替屋で同じように扱ってもらえる確証がない以上、冒険は避けたい。
そうした葛藤の末、晴れてというべきか、涙雨に濡れてというべきか、不良在庫の米ドル札は73600リエルとなりました。
1ドル=4088リエルです。
あとは使いきれなかった分はベトナムで再両替します。

タイで余らせたバーツをカンボジアでドルにし、不注意から2ドル損してリエルに両替、そしてたぶんまたベトナムでドンへ両替という、いったいどれだけ手数料をとられているのか、という地味な一敗のお話でした。


補追:
ところで私の手放した欠け札はどうなるんでしょうね?
アメリカの紙幣だから、カンボジア国内で新券との交換は無理ですよね。
となると・・・やっぱ闇両替の手を経て、ふたたび不注意な外国人旅行者の手に渡るんでしょうか?
そして、それでまたどこかの両替屋が手数料で儲かる。
やっぱそうなのかなぁ。

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