2015-07-15

プノンペン街歩き

ここ数日、引ったくりの影響で街歩きが鈍っています。
と言っても、引ったくりにあった初日が13キロ、昨日が10キロ、今日が6キロ。
思ったよりは歩いているけど。

もういちど同じ目に遭ってはバカ丸出しなので、歩き方を変えました。
まず目立つスポーツTシャツをやめて、地味なモノトーンのシャツに。
荷物はカバンなしの手ぶらで、どうしても持つときはビニール袋。
そんでもって時速2キロちょっとくらいの、ものすごい鈍くささで歩きます。
旅行者は早足ですから(私はふだんも早いけど)、その真逆。
近所のオッサンがちょっとコンビニに、しかも風呂帰りで汗かきたくないんだ、みたいな雰囲気で。
それであまり視線を泳がさずに、つまんなそうな渋面をつくって。
もう・・・顔のホウレイ線が深くなっちゃうじゃないのよぅ。
でも、これだけでトゥクトゥクから声をかけられる回数が、8割ぐらい減りますね。
すでに色の黒さだけならカンボジア人に負けないし。
完全にとはいかないけど、かなり溶け込めます。
問題は、やっぱバックパックを背負ってるときだよね。

トンレサップ川とメコン川の合流点 
今日はベトナム大使館までビザを受け取りに行ってきました。
宿は川沿いの王宮北側なんで、4キロくらいあります。
さすがに行きはバイクタクシー(2ドル)で。
申請を昨日の10時にして、受け取りが翌日の10時半指定でした。
3ヶ月のツーリストビザ、シングルで90ドル。
このビザについてはネット上でも情報が錯綜していて、今年1月のベトナム入国管理法改正以来、ツーリストビザは1ヶ月しか下りなくなったという書き込みが散見される一方、ここプノンペンではその1月に3ヶ月シングルを取ったという方の書き込みもあります。
で、私は後者の事例がまだプノンペンで適用されていることを願って大使館へ。
結果はあっさり問題なし。
3ヶ月のツーリストビザ、取ったどー!!
とはいえ、今回のベトナム滞在は36日なんですけどね。
予定では30日ちょうどをベトナムで消化するはずだったんです。
でも、6日も早くプノンペンへ到達してしまったし、いろいろ計算してみたらベトナムをゆっくり北上すると30日じゃ足りないような・・・
たった6日に20ドルくらい(?)上乗せするのもどーかと思うけど、たぶんもう来ないからお金をかけても見て回りたい。
帰り道は例の牛歩戦術でトゥール・スレンの虐殺刑務所まで歩き、そこを見学の後にさらにオルセーマーケットまで歩いて、キャピトル・ツアーでベトナム行きのチケットを購入。
プノンペンからホーチミンを直接に衝くのではなく、バスとボートを乗り継いでチャウ・ドックというメコン河畔の街へ向かいます。
また移動か・・・いちばん楽しいけど、いちばんしんどい。
元外国人記者クラブのレストランから 
同店内
トゥール・スレン。
想像よりも重たいとこでした。
ポル・ポト政権時代に拷問が行われていた建物や、ベッドや独房が残っているだけなのに。
死体がいまも残ってるわけじゃなし。
殺された人たちの頭蓋骨が、壁面にみっちりと並んだ部屋もありましたが、私は骨はべつにどうということもありません。
(どういうわけでか・笑)
しかし、囚えられた人々が入っていた部屋に並べられた彼らの顔写真は強烈でした。
もうすぐ殺される運命にある人たちのポートレート。
写真とはいえ、そこに写っている様々な瞳と目を合わせてしまうとどうも。
2万人が収容されて、生還者は7名だけだそうです。
スコールに見舞われたトゥール・スレン
明日はプノンペン最終日。
カンボジアへの滞在は12日(実質11日かな)でした。

日本帰国まで、あと38日!!

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