本日はナコーンシーからスラー・ターニーへ移動。
朝8時半、昨日ミニバスを降りた市街西側のバスターミナルへ。
ミニバスのターミナルの奥にバスターミナルはあります。
ターミナルに並びきれずに道路まで溢れたミニバスたちは、現行車種のハイエースでピカピカの新品なのですが、その奥にあるバスはというとかなり古いボロバスで、しかも駐車台数も少な目。
さっそくスラー・ターニーへ行くバスを訊ねると、チケット売場のおじさんが「ミニバスにしたら? ローカルバスはいつ来るか判らないよ」とのアドバイス。
商売っ気ゼロ。
なんでもミニバスは30分に一本くらいの割合で出ているらしく、近距離はともかく中距離ならミニバスという図式が定着しているみたいです。
ミニバスに古い車種がないことを見れば、こういう変化は最近のことなんでしょうね。
ミニバスは10番カウンター。
スラー・ターニーまで120バーツ。
所要時間は2時間ジャスト。
9時に出発したミニバスは途中でぽろぽろとお客を拾ったり、いつも届けるところなのか幹線沿いの店の前でクラクションを鳴らして書類を届けたり、驚いたのは車屋の前で止まったと思ったらホイールの入ったタイヤをどこかに届けるべく積み込んだり。
荷台なんかないから、座席の通路にタイヤを転がして。
11時にスラー・ターニー市街中心部のターミナルに到着。
今日の宿は、そこから200mくらいだから面倒もなし。
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宿そばの飯屋から |
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市街バスターミナル付近 |
と思っていたら、本日最大のトラブルは宿のカウンターで待っていました。
前夜のうちにブッキングサイトのAgodaで予約して、メールで送られてきていたPDFのバウチャーをタブレットで見せたのですが、受付のお姉さんがそれを知らなかったとは・・・
「どの部屋にしますか」
「いや、いちばん安いのを予約したんだけど」
「320バーツになります」
「いや、昨夜予約してネットでお金も払いました」
「インターネットがしたいんですか?」
「いや、お金は払ったから」
「ではチケットは?」
「だから、このバウチャーを見てちょうだい」
「予約はされてますね」
「ネットで入金を確認してよ」
「インターネットが必要ですか?」
「いや・・・」
そもそもカウンターにPCそのものがないから、話が通じたとしても彼女も確認のしようがないわな。
もうお互いにうんざりして、どうにもならない。
こういうときに怒ったり怒鳴ったり自分の権利を主張したりしても、なにも良いことはないというのが私の経験則。
落胆と困惑と呆れ顔にときおり笑顔を織り交ぜながら、根気よく粘って粘って粘り倒す。
時間だけは十分にあるんだから。
20分も押し問答しているところへ、たまたまチェックインしてきた二十代前半の女の子が英語で助け船を出してくれたものの、彼女も宿のブッキングサイトを知らなくて、でもなんでか一緒に悩んだり呆れたりしてくれる。
呆れる対象は受付嬢に対してじゃなくて、意味の判らぬ日本人に対してですが。
すったもんだの末に受付嬢がかけた三件目の電話が上司だったらしく、ようやくのことで了解が取れてチェックイン。
(それまでの二件は、たんに英語の話せる友人・知人だったらしい)
ここまで55分。
今日一番の難所でした。
ところで途中で助け船を出してくれた女の子が、すんごい可愛かった!!
この一ケ月でいちばん可愛い娘さんだったと思う。
ほんの少し華人系の血が入ったタイ娘。
浅黒い艶やかな肌に涼しげな目許、よく笑う大きな口と私のストライクど真ん中でした。
いや・・・こんなのが世界の半分だから・・・色即是空、空即是色。
スラー・ターニーの街ですか?
疲労で身体が怠くて、6キロしか歩いていません。
よく判んないけど、タイ湾に注ぐ川の河口に開けた街です。
金曜の夜だからか、近所の寺の周囲に開かれたナイトマーケットなんかが賑わってました。
晩飯は中華系のタイ料理屋へ。
なかなか美味しかったです。
そういえば、やはりタイの方がマレーシアよりも御飯が美味しいんじゃなくて、単に調味料が自分に合っているということみたいですね。
ナンプラーみたいな魚醤は、マレーの香辛料よりも醤油に近い分だけ身体に馴染みます。
ちなみに、店ではこちらが日本人と見るや、気を利かせて味の素の醤油を出してきてくれましたが、せっかくの味が壊れると思い、これは使いませんでした。
それに、たぶんずっと使われていない醤油だから、中身はすごいことになってるだろうと思うし。
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207バーツも食べちゃった |
明日は更に北へ190キロ。
チュムポーンの街へと挑みます。
あぁ、もう移動したくねぇ・・・面倒くせぇ。
日本帰国まで、あと57日。
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