2015-06-16

ケタム島

旅も23日目を迎えました。

いつのまにやら、そろそろ一ケ月が近づいております。
いままで最長の旅行が一ケ月ですから、いつもだったら残り一週間で気持ちの整理に入るというか、気を引き締めなおすというか、里心がついて浮き足立ちはじめるという頃合い。
しかしながら今回はまだ先が見えない・・・
七色星団あたり?
いやいや、まだでしょう。
別の例を挙げれば、中央アジアからオデッサに向かってるあたりじゃないでしょうか。

本日は気分を変えて海に行ってきました。
クアラルンプール(KL)から鉄道(KTMコミューター)で1時間20分ほど、ポートクランという終点まで行き、そこから船でさらに45分。
風情のないパワーボートで出発
 長い内海の水路を抜けた先にケタム島があります。
 漢字で書くと「吉丹島」らしいです。
なんでそこに行くのかというと、先日のククップと同じで Google Map の衛星写真を眺めていたら、ここにも海の上に張り出した村がある、と。
行って参りました。
ケタム島の船着き場、右は更に小さな集落に向かう乗り合いボート
今回はこんな感じです。 規模はククップより大きいです。 しかも陸から離れた島だから、漁業が盛んですね。







村の規模が大きいぶんだけ家も多く、だいぶ陸地化していました。
海の上というよりは、海際の湿地帯に家があるといった風情です。
ただ大潮の時なんかは海が戻ってくるんじゃないでしょうか。

KL近辺では、ケタム島はカニの名産地として有名なんだそうで、村には観光客向けのカニ料理レストランが何軒もありましたが、平日だからなのかシーズンオフなのかほとんど営業しておらず、村野中心に三筋ある商店街(みたいなとこ)の飯屋でワンタン麺を食べて帰ってきてしまいました。
(やはりここも華人オンリーの集落なんです)

あと一カ所、すこし北に同じような村を衛星写真で発見しているのですが、もうこれでこの手の村巡りはお仕舞いにします。

ところでマレーシアに来てずっと不思議に思っていることがひとつ。
海に行っても潮の香りがほとんどしないこと。
ポンティアンでも、ここケタムでも。
横浜の山下公園でだって、もっと潮くさいというのに。
思えばバングラディシュのチッタゴンでも潮の香りが少なかった。
インド洋の海岸線て、みんなこうなんでしょうか?
しかしながら強い陽射しと気怠い蒸し暑さの中では、薄茶色に濁った海の色がとても風景に似合います。
その薄茶が沖に目を転じるにつれて少しずつ緑がかってくる色の変化が、波もなくトロリとした風合いでマングローブの緑と共に目に穏やかに映るのです。
カニは食えなかったけど、KLから脱走できて助かった。

明日はKLの実質的な最終日。
最後にKLタワーに登って締めにしようかな。
次の目的地は・・・未定。

日本帰国まで、あと67日!!

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KL-ポートクラン間のKTMは片道4.4RM
ポートクランとケタム間のボートは片道7RM
朝9時にクアラルンプール駅を出て、在島2時間、戻りは16時でした。
日帰りは可能ですが、半日じゃムリかな。

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