本日はホーチミンから直線で南東に60キロのブンタウに来ています。
プノンペンとは違って、ホーチミンは都会で洗練されていて居心地も悪くはなかったのですが、ずっとひとところの街・宿にいると身体も気持ちも重くなるもので、いったんホーチミンを離れました。
ここ、ブンタウは「ホーチミンの熱海」だそうです。
いまいち垢抜けない、ローカル色の強い、それでいて都会から行きやすいリゾート。
なるほど“なんちゃってハワイ”というか“代替ハワイ”というイメージの熱海に、なんとなく似ています。
さて、出だしはホーチミンのファングラーオ通り。
近所の旅行代理店に適当に入ってブンタウに行きたいと、14万ドンでチケットを入手。
で、実際に案内されたバスはフーンチャン社の小型バスでした。
だったら最初からフーンチャンのオフィスに行けば良かった・・・
バスはファングラーオ通りから1時間ごとに出ています。
私は11時発でホーチミンを離れ、高速を快調に飛ばしてブンタウのバスターミナルに13:10着。
そこから同社のワンボックスで予約していた海近くのホテルまで送ってもらいました。
送りがあったから14万ドンでも、まぁ良いかと思ったら、到着直後にフーンチャンの窓口で明後日のホーチミン行きを予約したところ、、宿までのピックアップ込みで11万5千ドンでした。
あら、もったいないことをした(笑)
さて、バスターミナルを挟んで大ざっぱに東がビーチ、西がブンタウの市街地です。
今日の私は市街地には目もくれずに、まっすぐ海を目指しました。
(昨日、25キロ歩いたんで今日は遠足禁止)
私のとった宿から砂浜まで徒歩3分。
周囲には似たような安めのホテルが並びます。
その間に飯屋と土産物屋。
たしかに熱海っぽい・・・
で、海沿いの道路を横断して堤防まで来ると視界がドーン!!
おぉ!! 平日なのにこんなに人が泳いでる!!
マレーシアでもタイでも誰も泳いでいませんでしたから、ビーチリゾートなんて期待していなかった。
しかも雨期ですから。
しかも平日。
にもかかわらず、ビーチパラソルの数からすれば確かに少ないけれど、驚くほどの人々が、しかも子連れありグループのカップルあり、若者の集団ありと様々な人たちが波打ち際で戯れています。
なんか大洗海水浴場を思い出しちゃいます。
しかも外国人客がいません。
ほぼすべてベトナム人観光客。
遠浅で懐の深い浜辺では、ビーチサッカーに興じる若者あり、砂遊びする子供あり、ビーチパラソルの間を行き来する物売りあり、金属探知機を片手にうろつくオッサンあり、なにも売らない乞食あり・・・
え? 金属探知機!?
あれ、地雷とか探すヤツですよね。
ピピピピ・・・って音も聞こえてきます。
ときどき音が高くなると、オッサンはシャベルで砂を掘って何かを探していますが、私が見ている間はとうとう戦果なしだったようで、バイクに跨がって次の戦場へと去っていきました。
あれ、なんなの?
ともあれ私もデッキチェアを借りて(5万ドン)ビーチパラソルに陽を避けながら、焼いてもらった魚(5万ドン)を肴に(ややこしー)缶ビール(一本2万ドン)を飲みながら読書に勤しみました。
海風に吹かれて、波音に耳を洗われながら。
ガイジンである私が言うのもなんですが、ガイジンが居ないだけでこんなにものんびりと居心地の良い休暇が過ごせる気分になるとはね。
やはりガイジンが来るだけで、それ目当ての客引きが現れ、物価が高くなり、長閑な雰囲気は消えてしまうのでしょうか。
波打ち際を眺めながら気づいたこと。
人々が大きな声で叫び、ハシャぎ、走り回っている姿。
そーか、ベトナム人てこんなに楽しそうに遊ぶ連中だったのか。
知らなかった(笑)
海しかありませんけど、旅の途中で疲れて擦り減った気持ちを和らげたいときには、こんな街を訪れてみるのが良いのかもしれません。
明日ももう一日、この浜辺で過ごしてからホーチミンへ戻ります。
ではでは。
日本帰国まで、あと26日!!
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