2015-07-01

ペッチャブリー

ホア・ヒンより北へ80キロ、ペッチャブリーに来ております。
浜辺のリゾートタウンから一転して、地味な田舎町。

今日は鉄道ではなくローカルバスを使いました。
この二日間使ってきた各停の列車番号254は、北上するにつれて遅延も増し、ホア・ヒンからだと13時くらいの出発となります。
それでペッチャブリーに着いてチェックインしたら、午後の観光なんかできない時間になるはず。
日中のまともに使える各停は、事実上これ一本なんです。
急行や快速は何本かあるけど、これは高い。
といってロットゥーは使いたくない。
そんな訳でローカルバス。

10:45ホア・ヒン発、12:30ペッチャブリー着、40バーツでした。
ガタガタのボロバスでしたが、まぁそれなりに楽しかったです。

さて本日の宿ですが、バンブーハウスです。
ペッチャブリーの市街中心部を流れる川の、その橋の袂にあります。
ぱっと見はリゾートコテージっぽいんですが、そんな上等なもんじゃなくて、かなりガチなバンブーハウス。
建物は傾いでるし、扉は壊れていて閉まらないし。
窓はガラスじゃなくて、つっかえ棒で壁の一部を持ち上げるやつ。
ここもカギはなし。
そこから侵入できるんだから、扉が壊れていてもいなくても関係ないやって割り切りました。

床から180cmくらいのところで壁が終わって、屋根との間に40cmくらいの風通しがあり、蚊が入ってきます。
例によってトカゲも入ってきました。
タイのトカゲって蛙みたいに鳴くんですよね。
トカゲはいいとして、蚊は大問題です。
しかし、この宿は蚊帳が完備してあります。
人生初の蚊帳体験でしたが、日本の蚊帳と違って丸いドーム状。
しかもポリエステルでメッシュのカーテンと同じです。
日本の蚊帳のような藍染の蒼とか、麻の香りとかのノスタルジーとは無縁でいささか残念。
実は個人的な憧れの一つに蚊帳を買うというのがあります。
エアコンとワンルームマンションが嫌いなので、いつも戸建ての文化住宅を借りるのですが、真夏に庭に面した扉を開け放って蚊帳で眠りたい。
で、調べてみたら六畳用のまともな蚊帳だと5万円くらいする(笑)
あぁ、タイとは関係のない話になってしまった。
ペッチャブリー市街
そういえば今回の旅行で蚊に悩まされるのは、今日が初めてです。 季節的なものなのでしょうが、ミャンマーには蚊は皆無でした。 リンリン氏が平原を指さして、来月には水に沈むと言っていましたから、今頃はいるんじゃないでしょうか。 以降、蚊に刺されたのはマラッカで一回だけ。 タイに入ってからもそんなに蚊はいませんでした。 ここ数日の移動で日に日に雨が多くなっており、蚊の出現とともにメナム川の平原地帯に入りつつあることを実感しています。 そういえばトカゲが鳴き出したのも、この数日ですね。 もうひとつ、そういえば。 この町にもトゥクトゥクはいません。 軽のソンテウがホア・ヒン同様に幅を利かせていますが、ホア・ヒンと違って座席が進行方向に対して横座り、つまり普通のソンテウです。 ホア・ヒンのトゥクトゥク型座席ソンテウは何だったんでしょうか。
さてさて、ここしばらく北に進路をとってきた旅も、そろそろ方向転換の時期が参りました。 明日はいよいよバンコク入りです。 バンコクといっても中心部ではなく、西のはずれのトンブリーに宿を取って、すぐに地方へ出てしまいますが。 いずれにせよ、そろそろ東へと大きく向きを変える頃合いです。 バンコクでHPを回復させ、装備を整え直してカンボジアへ。 日本帰国まで、あと53日!!

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