2015-05-14

工場長と

昨日は久しぶりに仕事。
さる宗教団体のお庭の池が不具合ということで、改修の為に水を抜いて底の石やコンクリート塊を池から運び上げる作業だった。
なんでか、そんな日に限って気温は季節はずれの30度である。
ここ数年の修練のおかげで、かなり荒い仕事でも落伍しないだけの自信はあったのだが、こういう100%筋力に依存する作業となると、やはりプロとの差が出てしまって悲しい。
見たまんまのパワーファイターというのは、見かけのわりにパワーがあるねと言われる程度の私とは違うのである。
これでも、この二年ほどで6キロも体重を増やして(ウエストサイズは変わっていない)というのに。
コンクリ板を延々と持ち上げていると腕から力が抜けてきて、私から荷物を受け取る相方が他の人に対するよりも一歩踏み込んで、低く腰を落として受けに来てくれているのが感じられるだけに、その心遣いがちょっと辛い。

夜、88年からの縁となるデパート装飾会社の“工場長”と京王多摩川駅前で送別飲み会。
そこの仕事は昨年まで25年ほど続けたことになる。
工場長とは良くも悪くも腐れ縁で、これが最後だということもあってダメだしも含めて言いたいことを言って酒が飲めたのは楽しかった。
こっちは向こうをだらしのないダメ兄貴(無理に言えば、みたいなもの)と思っていて、たぶん向こうはこちらを人の意見を聞かない困った弟(あえて言えばそんな感じ?)だと思っているのだろうから、しょーもない関係である。
そこの仕事を引退して一年、それが互いの関係を客観的に見られる猶予期間になったのかもしれない。
四半世紀の思い出とドタバタと紆余曲折、通り過ぎていったバイトの面々を語りだすと二人ともとどまることを知らず、19時から閉店までの5時間があっという間だった。

余談ながら、私の代わりにデパート現場に入るようになったDさんが、仕事中に工場長からダメだしをされるたびに「Kioちゃんが、ちゃんと俺に教えてから辞めてくれたら良かったのに」と宣っているという。
え?俺のせい?
他所でも装飾やってるプロのフリーターでしょ?
学生バイトじゃないんだから。
まったく困ったオッサンだ(嘆)
どうしてくれよう(怒)
どうにもならないから、どうもしないけど(諦)
たしかに仕事を覚える気がない人に、二回か三回くらいしか繰り返して教えなかった私が悪い。
年下の癖に、先輩に対して十回でも二十回でも教える親切心をもたなかった私が悪い。
あ~~~、ぜ~んぶ俺が悪ィよ。
ゴメンネ、ゴメンネ~~~!!

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