終着点ハノイまで、あと110キロ。
まぁ、あの星とその星が双子の二連星だと判明したあたりです。
旅も大詰めですね。
ヴィンからニンビンへも鉄道を利用しました。
朝9:26発のSE8、ソフトシートで14万9千ドン。
10分ぐらいの遅延しか無かったと思います。
途中の景色は、それまでとは違ってあまり面白くありません。
平野部に入るからです。
ニンビンの駅ですが、『地球の歩き方』2014~15版の地図から南に1キロほどの場所に移転になっています。
新駅前はホテルが1軒と飯屋が数軒あるだけの新開地です。
Maps Meには反映されていますが、今日現在のGoogle Mapには未反映。
後続の方々、ご注意あれ。
さて、この街自体にも何もありません。
夜になると19時でも表通り以外は真っ暗です。
街灯は点いていたり、点いていなかったり。
でも、わりと人は歩いているというか、家の前で夕涼みしているので、歩いていて安心です。
が、夜中に歩いて行くべき場所もない。
が、昨夜の1時過ぎにエアコンの電気系統が故障したとかで、ホテルのエアコンが使えないんですよね・・・
扇風機と電灯は大丈夫だから安心してくれと言われたけど・・・ねぇ。
もう、窓も扉も全開で寝ています。
誰かに襲われたら?
エアコン壊れてるのに汗かきたい強盗なんていねーよ(笑)
もし居たら、そのときは・・・・一緒にベッドで組んず解れつ格闘ですね(笑)
そんで、一緒にシャワー浴びて抱き合って眠るのさ。
夜明けのコーヒーは朝飯前で(意味不明)ヨロシク!!
暑くて脳味噌溶けそう。
今日はニンビンの墨絵の世界へボートツアーに行ってきました。
もう出国が近いので、ややお高い遊びもこの際は可。
チャンアンとバイディン寺と、もうひとつなんだったか思い出せない寺。
バイディン寺遠景 |
18ドルのツアー代金を払って、体力を思うさま浪費してきました。
しかもボート代とか拝観料とかは別払いですから・・・
バイディン寺、でかかったです。
御本尊ですが、こんな感じ。
LEDで光ってるようにも見えますが、これは下からライトアップしているものが光背に載った諸々の仏に反射しているだけです。
実はフエを出てから神仏の電飾関係に変化がありまして、南部や中部に比べてグッと大人しくなっているんです。
家々の入り口にある祠も最低限の電飾しかないし、その祠自体がない家も多い。
仏さんがグリコの電飾看板状態というのが、この辺ではありえないのかも。
ともかくあとはチャンアン。
こんな感じの川をボートで上下します。
しかも三時間掛けて。
独りだと他のグループ客に居候させてもらう感じで、ちょっと肩身が狭い。
私が乗った船は他がベトナム人家族の五人で、私の前に小学5年生くらいのガキンチョが座りました。
ボート自体は漕ぎ手のおばさんが居るのですが、各船には3~4本のパドルがある。
で、このガキンチョが私にも漕げと五月蠅いことこの上なし(笑)
彼はパドルで漕いでると言うよりはバチャバチャ水を撥ね散らかしているだけで、それがもろに後ろの私に掛かるし、ピッチが一定しないのでこちらのパドルが息を合わせられずにガンガンぶつかる。
なぜ漕がないのかと私の判らん言葉で文句を言う彼に、私も彼の判らん言葉で「ガキが命令してんじゃねーよ」「お前が止めたら俺が漕いでやる」
と言い返す。
私は大人ですから。
大人ですから、私の方が彼と同じガキンチョレベルへと、わざわざ足を運んであげてコミュニケーションをとらなきゃいけません、よね?
こうして彼が漕いでいる間は私がサボり、彼が疲れると私が漕ぐという麗しい分業体制が出来上がって、通常の3倍のスピードとはいかないまでも1.03倍くらいのスピードで船は進みます。
ところへ彼ら家族の仲間の船が二隻急接近してきて、事態はドラゴンボートレース状態に。
はじめはアホらしさのあまり、ガキンチョの「外国人、お前も漕げ」コールにソッポを向いていた私でしたが、敵船の客たちの満面の笑みを見るにつけても腹が立ち、最後はパドルを握って俄然奮闘。
最終的には我が船の勝利に終わることを得ました。
これ、なんのため?
15万ドンも払って景色をゆっくり見ようと思っていたのに、汗だくになってボート漕ぎ。
最後に岸へ上がったとき、件のガキンチョが私を振り返って「サンキュー」と言ったので、しかたがない「グッジョブ」と返しておきました。
おじさん疲れました。
疲れたので、今日は寝ます。
でも、ニンビンの観光は良かったですよ。
手頃な料金で日本にはない風景を堪能できました。
明日はいよいよ終着点、ハノイ。
就職機会をタダでくれるという・・・もういいか。
日本帰国まで、あと6日!!
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