(昨日の話)
この時期のマレーシアの日の出は7時少し前。 夜明けと共に起き出して身繕いし、8時に宿を出てバスターミナルへ。
クアラ・ガンサー駅前の民家 |
今日は一気にペナンまで移動するつもり。
だったのだけど、バスのチケット売場で訊ねてみれば、次のペナン行きのバスは15時半だという。 午前中の便は満席とのこと。 町に着いた時点でチケットを買っておけば良かった。 出発まで・・・7時間? 映画が三本観られるんじゃない? 宿に戻って午前中をゴロゴロするのも手だけれども、このままバスターミナルのベンチでゴロゴロすることにする。 9:20 朝食を摂っていないので、さすがに空腹となって近所のマーケットにある飯屋に移動。 ここでチリソースの入ったうどんを食べる。 カレーうどん的な風味、4RMなり。
クアラカンサーのバスターミナル |
9:45 バスターミナルに復帰。 明け方の雨も止んで、気温が上昇し始める。 ターミナルは様々な車といろんな人たちが出入りして、退屈はしない。 とはいえマレーシアのバスターミナルは静かである。 もっと西の国々のように、山のような荷物を担いだ人々で埋め尽くされ、バスと人と荷物が押し合いへし合いするなかをクラクションと怒鳴り声が響きあうというようなことはない。 車内に入り切れない男たちが、篭に入れられた鶏達と一緒にバスの屋上に鈴なりとなって出発を待っているという光景もない。 10:30 朝の出発便が出払って一段落。 近郊を走るオンボロ乗り合いバスが時折入ってくる程度で、ステーションは閑散としてしまった。 間が持たない・・・ そういえば思い出したこと。 ミャンマーでは、ほとんどのバスがエンジンルームの扉を開けっ放しにして走っていた。 オーバーヒートを防ぐためである。 バスは韓国製がいちばん多くて日本製がそれに次ぎ、インド製、中国製がこれに続く。 さすがにインド製は熱に強いらしく(エンジンの作りが大雑把なだけ?)、扉を開けっ放しなのはあまり見なかったが、日韓製は100%開けっ放し。 乗用車はボンネット開けてないのに、バスだとなぜそうなのか。 さて、マレーシアではエンジンルーム剥き出しで走っているバスはありません。 暑いといっても日本の真夏と、そう変わりはないようです。 ところでミャンマーでは乗用車の9割以上が日本製なのに、なぜバスのトップシェアが韓国なのか。 おそらくですが、これはミャンマーが右車線走行なことにあるのでは? 日本製だとお客の乗降口が左側、すなわち車道側になってしまって危険だから左ハンドルの韓国製が人気なのではないかと。 乗用車に限った場合は、あまり関係が無いというか、むしろドライバーが歩道側に降りやすいくらいの感覚なのかも。 にしても、ミャンマーの乗用車がなぜ圧倒的に日本車なのか。 なんででしょう? 10:50 インド系の奥様にバスのことでなにか訊ねられる。 「すみません、マレーシア人じゃないんでわかりません」 11:20 華人の爺さんに話しかけられる。 日本人だというと英語に切り替えてくれたが、訛りが強いのと私の語学力の無さでまったく話が通じない。 爺さんは家に帰ると言って去っていった。 12:00 ひたすら暇。 荷物を抱え込んだまま、三度ほど気を失う。 それぞれ数分の時間が飛んでいるが、とくに異常なし。 治安いいね。 12:20 ペナンとクアラルンプールを結ぶ他社のバスが来る。 ペナン行きだろうか? 15時半まで無いって、運行本数の少ないバス会社を選んでしまったのかも。 失敗したか? 12:30 うどんだけでは腹が減ったので、昼食を求めて移動。 近くにWifiフリーの喫茶店を見つけて避難。 14:00 間が持たずにバスターミナルへ移動。 ひたすら待つ。 猫好きのくせに、どちらかというとボケーッとするのが苦手な私だが、どうやら今日はボケーッとする技術に磨きをかけられそう。 15:00 徐々にバスが増えてくる。 午後の出発便ラッシュ。 15:20 チケットと同じ社名のバスが来る。 これか? と思ってドライバーに尋ねたら、別の行き先便だった。 15:30 時間になったけどバスは来ない。 15:35 待望のバス来る。 7時間、長かったなぁ・・・ この後、たった一時間半ほどでペナン島対岸のバタワースへ到着。 日暮れ前にペナン島入りとなった。
ジョージタウンを望む |
ペナン島の海峡風景 |
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